レスポートサック

レスポートサックはレスポの愛称でいろいろな女性向けファッション雑誌に登場する人気のカジュアルバックブランド。激安品や新作、限定を求めてハワイやグアム、韓国や香港などにも出かけて行く人も多い。アメリカや日本限定もあり柄も種類も豊富。

レスポ

レスポートサックが、2006年の旗艦店移転以来、話題を集めています。レスポートサックは、レスポの愛称でたびたび女性向けファッション雑誌に登場し、もはや定番化しているカジュアルバックブランドです。

レスポートサックは、1974年にニューヨークで誕生しました。化学繊維をふんだんに取り入れた軽い生地の、カラフルでポップな柄と、化学繊維のほつれやすさを防ぐためのテーピングにもテーマとなる色を採用してデザインするなど、現代的な素材の可愛らしさと使いやすさを最大限に引き出した商品が人気となりました。

特に、形とデザインの豊富さは有名で、見ただけでレスポートサックとわかるロゴ入りのグログランテープがデザインに採用されているものの、ほとんど同じものを持っている人に出会うことがありません。 今でも定番の柄に加えて、毎月5種類以上の柄が定期的に追加され、年間では100種類以上も新しい柄が誕生しているということです。

レスポートサック・ジャパン

日本での経営には、日本法人のレスポートサック・ジャパンがありますが、2006年にアメリカのブランドサイエンス社と伊藤忠商事に買収されてからは、世界の販売ライセンスは伊藤忠商事が保持しています。 日本での販売は1987年から始まり、徐々に高まる人気につれて、2001年にはニューヨーク、マディソン・アベニューの旗艦店をオープン、日本でもそれを追随するように11月表参道に日本旗艦店のレスポートサック表参道フラッグシップストアを展開しました。

それから数年、レスポートサックは軽さと丈夫さを兼ね揃えた豊富なデザインを武器に、世界的にも普及していきました。2006年10月には、今まで表参道にあった国内拠点の旗艦店を、少し移動した明治通り沿いに移転しています。

レスポートサックの新旗艦店は世界最大の販売フロア面積

渋谷へと向かう通りに面した新しい旗艦店の特徴は、2階分のスペースを占める、世界最大の販売フロア面積です。

以前の広さに比べれば、1.5倍となる246平方メートルで、ショップデザインは、各国のショップデザインを引き受けるS・ラッセル・グローヴスが同様に担当したということです。移転オープンに際して、記念のレオパード柄の限定商品を発売するほか、創業当初の今ではもう手に入らない商品を紹介する回顧展なども行われました

?豊富なデザインを売りにしているレスポートサックには、多くのコレクターが存在し、国内の熱狂的なファンの中には、ニューヨークやシカゴに限定商品を求めて旅する人も多いようです。

そんなファンの心を揺さぶるのが移転から3年経った2009年の35周年イベントです。4月に行われたレスポートサックの35周年記念には、投票による過去のブランド商品の復刻を行うイベントが用意されていました。 種類が豊富な分、人気の柄は売り切れてしまうと入手がかなり困難なレスポートサックの商品の再販売は、早くても数年後、運が悪ければそのままそのモデルを再び目にすることはありません。

今回のイベントでは、90年代以降特に人気の高かった、レオパード柄、黒のブルーバタフライ柄、パステルドット柄などの9種類が用意されていて、期間中店頭で投票を受け付けたということです。 さらに、人気の柄に投票した人の中から、抽選で20名に限定柄のヒットパレードがプレゼントされるというおまけ付きでした。このような投票による復刻イベントは、創業以来初で、大変珍しい機会だったと関係者は言います。

店内には、ブランドでは珍しいサンバイザーや有名デザイナーとのコラボレーション作品なども展示され、なかなか好評だったようです。

これからもレスポートサックは独自の戦略を貫き通し、特に女性のコレクション魂を刺激し続けることでしょう。投票は終わってしまいましたが、公式ウェブサイト内の通販サイトでは35周年を記念したヒットパレード柄を購入したりすることは可能です。

レスポートサックをまだ使ったことがないという人も、軽さと丈夫さ、そして人目を引くデザインの良さをきっと気に入るはずですので、一度商品に触れてみてはいかがでしょうか。